シンプルウェイ スタッフのもちあじ

ゾンビランド

シンプルウェイでは毎日交代で朝礼の司会を行い、司会者がテーマに基づいた自己紹介を行っています。
2021年7月14日からは「好きな映画」をテーマに自己紹介しています。

2009年公開の「ゾンビランド」です。

映画やマンガにはいわゆる「お約束」の展開というものがあります。
ヒーロー物であればヒロインは攫われるものですし、
戦争物であれば結婚の約束をした兵士はたいてい死にます。
そんな「お約束」はゾンビ映画にも数多くあります。例えば、

  • 傲慢な態度を取る人や悪党は大体死ぬ
  • 一人で行動する人は大体死ぬ
  • 警察は役に立たず大体死ぬ
  • 大事な時に限って車のエンジンがかからない
  • 後部座席には大体ゾンビがいる
  • 「やったか!?」→やってない

...などなど。

ホラー映画の登場人物って「いやなんでそんな危険な行動してんだよ!」とツッコミを入れたくなるような行動をしますよね。
ですが本作の主人公はひきこもりのオタクで、いろんな創作物を見ているのでそれらのお約束を知っています。
そして彼はそれらにメタを張った独自の「32のルール」に基づいて行動します。
以下は一部抜粋です。

    1. 有酸素運動
    1. 二度打ちしてとどめを刺せ
    1. シートベルトをしろ
    1. 静かに行動すべし
    1. ショッピングモールは補給基地
    1. 準備体操を怠るな
    1. 逃げ道を確保しろ
    1. 就寝前には安全確認
    1. 二人組で行動しろ
    1. 後部座席を確認しろ

普段僕らが見ていて、映画だからとわかっていてもモヤモヤする部分を主人公はしっかりメタとして抑えて行動するので、
視聴者としては一種の答え合わせをしているかのようなカタルシスを得ることができます。
ストーリー自体は、生き残るための旅の道中で出会った仲間達と共に、ゾンビがいないと噂の遊園地へ向かうという
ゾンビ映画としてものすごく「王道」で、だからこそ上記ルールがとても生きてくるという構成になっています。

ジャンルとしては「ホラー/コメディ」であり、全体的に明るい雰囲気でもあるので、
ホラーが苦手な人でも楽しんで観られるんじゃないかと思います。

I.H

システム・スマートフォンアプリエンジニア