令和二年 / amazarashi
シンプルウェイでは毎日交代で朝礼の司会を行い、司会者がテーマに基づいた自己紹介を行っています。
2021年6月2日からは「思い出に残っている曲」をテーマに自己紹介しています。
コロナウイルス感染症で暮らしが変わってしまった、そんな中での日常と気持ちをそのまま歌にしたという曲です。
自分はこのコロナ禍の中でも運良く仕事を続けられているし、
外出は避けながらもそれなりに日常を過ごせているけど、
でも何かモヤモヤしたものをずっと抱えながら生活をしています。
そんな中でこの曲は、そのモヤモヤを言語化してくれているようで、とてもありがたく感じました。
曲調は明るくて穏やかなのに、紡ぐ歌詞には最後まで希望は見えない。そのギャップも含めて大好きな曲です。
「封鎖の公園の桜 誰に見られずとも咲いた 残念だな 残念だな 約束したはずなのに」
この歌詞は、「コロナが落ち着いたら、両親と一緒にディズニーに行こう」と約束したのに結局果たせていない自分にとても刺さりました。
MVでは実際の霊園を使い、大仏にプロジェクションマッピングを行っていて、こちらも歌詞と相まって素晴らしい演出になっています。
また、「令和二年にやるせなかったこと」をテーマに募集されたリスナーのメッセージが、250の献灯となってステージを照らしています。
大仏の周りに祈りのように映される歌詞は圧巻の一言です。